ウケるコンセプトの作り方~ピコ太郎式インパクトとは~

こんにちは!WEBクリエイターの石井晃太郎です。

先日とある新規事業の打ち合わせに参加していたのですが、そこで”コンセプト”の話になりました。

”コンセプト”は非常にぼんやりとした概念なので一言で説明するのは難しいのですが、わからない人は「商品サービスの核・コア・設計図にあたるもの」という認識で大丈夫かと思います。(あとで具体例を出しますね)

で、この”コンセプト”が、どんなビジネスをする上でも非常に大切なものだと言われています。

例えば、優秀な人材を集め、多額の予算を投入し、長い時間をかけて準備して、何らかの新しい事業を始めたとしましょう。

人もお金も時間もハイレベルで費やしているのだから、何をやってもその事業は成功するように思えますよね?

ですが、その事業のコンセプトがどこにでもありそうな「ありきたりなもの」だったら、それだけで成功は一気に遠のくかもしれません。

逆に、人もいない、お金もない、大して時間もかけてないという一見失敗しそうな事業だったとしても、コンセプトさえ良ければ一気に成功することもあります。

「商品は変えてないけどコンセプトを変えたら一気に売れるようになった」みたいな声も良く聞くぐらいです。

こんな感じで、コンセプト一つがそのビジネス・事業の行方を大きく変えていくのです。

だから新しくビジネスを始めようとしている人やイマイチ事業が上手くいっていない人は、この”コンセプト”を入念に作るなり見なおすなりする必要があるといえます。

特に現代のようなコンテンツ戦国時代では、コンセプトが面白くないと埋もれてしまいますからね。

ビジネスを仕掛ける人は必ずコンセプトについて学ぶべきです。

そこで今回は、ビジネスでとても大切なコンセプトについて、それがどんなものか具体例を交えながら説明した上で、その作り方のポイントをお伝えしていきます。

集客をしなくても勝手にシェア・拡散されてお客さんが集まるような商品・サービスを作りたいのなら、今回の内容は必ず役に立つと思います。

サービス名なんかよりコンセプトが大事

突然ですが「b-monster」ってご存知ですか?

そうです、首都圏沿線の電車内によく広告が張られているあのサービスです。

…え、知らない?

じゃあ「暗闇ボクシング」って言ったらどうでしょう?

たぶん「あー聞いたことある」ってなった人、多いと思います。

(暗闇ボクシングでもわからなかった時のために一応説明しておきますと、暗い部屋の中でアップテンポな音楽と共にサンドバッグを叩きまくる、というダイエットサービスのことです)

僕は仕事でボクシング業界の人と関わることが多いので色々話を聞くのですが、効果があるのかは置いておくとして、実際は「b-monsterは知らないけど暗闇ボクシングは聞いたことある」という人がかなり多いらしいんです。

で、なんでこの話をしたのかというと、「b-monster」を商品サービス名に、「暗闇ボクシング」をコンセプトに置き換えて考えてみて欲しいからです。

b-monsterというダイエットサービスの内容を一言で表した「暗闇ボクシング」。

これがb-monsterのコンセプトとなります。

「コンセプトって何?」という人も、もうどんな概念なのかわかりましたよね。笑

ただ、大切なのはここからです。

b-monsterは現在、サービス名はそこまで知られていないけど暗闇ボクシングというコンセプトは多くの人に知られている、という状況にあります。

このサービス名よりもコンセプトがウケているという状況をみて、僕はちゃんとコンセプトが練られているんだなと感心しました。

たまにですが、新しい事業を始める時、サービス名を決めるのに時間をかけたがる人がいます。

確かに、サービス名は大事です。何の関連性のない名前よりも、サービスの内容が伝わったり覚えやすかったりする名前の方が良いに決まっていますから。

ですが、サービス名よりもコンセプトの方がもっと大事!コンセプトがブレているのにサービス名を考えようとする人がいたら、その人はセンスがありません。

コンセプトって、ビジネスの土台なんですよ。

コンセプトという骨組みが決まっているから、どんな風にビジネスを展開していくかという具体的な部分を決めていけます。

当然サービス名もその具体的な部分。

ビジネスのあらゆることがコンセプトありきといっても過言ではないのです。

その点では、b-monsterはしっかりしてますよね。

「暗闇ボクシング」という言葉が広まっているということは、コンセプトがキチンと確立している証です。

コンセプトがきちんと定まっていれば、あとはそのコンセプトに興味を持った人が自然と集まってきます。

で、口コミで広がっていくなりする過程で、後から商品サービス名が認知されていくわけです。

最初から商品サービス名を人々に認知させようとするのは膨大なコストをかけて広告を打ったりしないとまず無理なので、個人や少人数でビジネスをする場合はオススメできません。

お金を使った強引な手段が取れない小規模ビジネスこそ、コンセプトで勝負していく必要があると言えます。

ただ、冒頭でも述べましたが、いくらコンセプトが定まっていても、それがどこにでもありそうな「ありきたりなもの」だったら話は別です。

コンセプトは「こんなの聞いたことない!」と思わせられるぐらい衝撃的で、思わず興味を引いてしまうぐらい面白いものでなくてはならないんです。

コンセプトがつまらなくて失敗する例

コンセプトがつまらないとそれだけでビジネスは失敗しかねません。

実は僕も昔、b-monsterじゃないですが、ボクシングとダイエットを絡めた事業をやろうとした経験があります。

そのサービスは「ボクシングの動きを使ったパーソナルトレーニングを実際のボクシングチャンピオンとする」というもので、ちょっとゴタゴタがあって打ち上げ前にお蔵入りしてしまったものです。

でもまぁ、今思えばですよ、例え打ち上げたとしても上手くいかなかったでしょう。

いや軌道に乗せることは十分可能な内容でしたが、b-monsterのように爆発的に広まるってことは多分ありませんでした。

なぜならコンセプトが面白くないからです。

当時の僕らは「ボクシングチャンピオンがやるパーソナルトレーニングってめちゃおもろいやん!」と思っていたんですが、よく考えてみましょう。

近年モデルやタレントの影響でダイエットのためのキックボクシングが流行っていますし、ライザップのおかげでトレーナーと1:1で行うパーソナルトレーニングも当たり前なものとなりました。

つまり、僕らが立ち上げようとしていたボクシングとダイエットを絡めたサービスって、既存の、しかも流行のコンセプトを寄せ集めただけだったんです。

強いて言えば「実際のボクシングチャンピオンがやる」って部分は違ったのですが、実はそれもあまり意味はないと僕は考えています。

なぜならトレーナーを誰がやろうがボクシングの範疇から抜け出せていないからです。

「チャンピオンがやる」というのは本格的だということが伝わるぐらいで、ボクシングチャンピオンに価値を感じるボクシングファンを除いて、大した差別化にもなりませんから。

インパクトを考える

では、そのお蔵入りしたサービスはどうやったら上手くいったのでしょうか?

b-monsterと僕らが立ち上げようとしたサービスの違いは何だったのでしょうか?

違いは色々あるとは思いますが、今日はそれをコンセプトという観点からご説明しましょう。

b-monsterのコンセプトとお蔵入りサービスのコンセプトの決定的な違い。

それは”インパクト”の有無です。

”インパクト”は日本語で「衝撃」という意味ですが、要するに見て聞いた瞬間に何らかの衝撃を受けるようなコンセプトになっているかということです。

与える衝撃の種類は何でも構いません。

わかりやすいものだと「驚き」でしょうか。

例えば、僕が3歳ぐらいの時だったかな?花の蜜を吸おうとして花びらを顔に近づけたことがあるんですが、その時花びらに隠れていたアリが突然顔を出してきまして、めちゃ驚いた記憶があります。

こんな感じで何かに驚いた時の記憶って、案外覚えているものなんですよね。

で、どうもこの「驚いた時のことは記憶に刻まれやすい」というのは人間の性質らしくてですね…。

もちろんそれはコンセプトでも一緒なんです。

思わず驚いてしまうようなインパクトのあるコンセプトを提示できれば、簡単に人に覚えてもらえます。

そして驚いたこととかは人にシェアしたくなるのが人間の性ですから、勝手に拡散されていくわけですね。

(セールスの世界でも大切なことを伝える前に何らか形で相手を驚かせるのは常套手段です)

まぁ驚きにも種類があるわけですが笑、驚きをはじめとしたインパクトを与えられるコンセプトは良いコンセプトと言ってよいでしょう。

今は覚えやすさの観点から説明しましたが、インパクトのあるコンセプトは覚えやすいだけでなく、興味も引きます。

例えば、テレビや漫画で「衝撃の展開」とか言われると続きがみたくなっちゃったりしますよね。

詳しい理由は専門家に譲りますが、そんな感じで人ってインパクトを感じる体験をしたくなるものなんです。

そういう意味でも、インパクトって本当に大事。

そして、その大切なインパクトがコンセプトにあれば完璧でしょって話なんです。

インパクトはピコ太郎式に考える

では、コンセプトにインパクトを持たせるにはどうしたら良いのでしょうか?

そこでイメージして欲しいのが、やっぱり消えてしまったピコ太郎の歌『PPAP』です。

あの歌って、ペン+リンゴのアポーペンとペン+パイナポーのパイナポーペンをUh!してくっつけるっていう歌ですよね。

あのUh!した時にインパクトが生まれていると考えてください。笑

つまり、異なる2つの要素をくっつけた時にインパクトは生まれ得るのです。

例えば、先ほどのb-monsterの例だと「暗闇」と「ボクシング」をUh!して「暗闇ボクシング」というコンセプトが出来上がっています。

ここでポイントとなるのが、Uh!する要素は普通だったら合わさらないような意外な組み合わせが良い、ということです。

だって単純に考えて「暗闇」と「ボクシング」って全然つながりませんよね?

「暗いと前見えないやん」とか平気で思っちゃいます。

ですがそこをあえてUh!したことで「何それ!?そんなのアリ!?」と思わせられるのです。

逆に、お蔵入りしてしまった僕らのサービスはこのUh!に失敗していました。

「ボクシング」と「パーソナルトレーニング」をUh!しても、大して面白みが感じられません。

だってキックボクシング(ボクシングでダイエット)とライザップ(パーソナルトレーニング)が流行っているのだから、ボクシングのパーソナルトレーニングが出てきてもおかしくない。

要するに意外性ゼロでインパクトが全然なかったんです。

これはピコ太郎がアポーペンとパイナポーペンをUh!せずに、リンゴとパイナップルをそのままUh!したようなもの。

リンゴとパイナップル何て普通に横に並んでそうですし、全くおもしろくありませんよね。

だからお蔵入りした例のサービスを打ち上げても、おそらく大した話題にはならず、細々と続けていく形になったでしょう。

別の何かをUh!してコンセプトを変えない限りは。

異なる要素を組み合わせても必ずしもインパクトが生まれるわけではない、というのは覚えておきましょう。

…こんな感じで、インパクトのあるコンセプトを作る時は、距離感のあるものを組み合わせた「意外な組み合わせ」を作ると良いです。

ジャンルも業界も離れたものを混ぜ合わせ、まさに「こんなもの見たことない!」というものが作れれば、インパクトはバッチリでしょう。

もちろん、コンセプトにインパクトがあれば絶対に成功するというわけではないのですが、お客さんに興味を持ってもらうというビジネス初期段階の壁はこれだけで超えることができます。

あとはピコ太郎のように消えないように笑、より具体的な部分を詰めていくだけですねー。

おわりに

今日はコンセプトがどんなものでいかに大切なのかと、ウケるコンセプトを作るのに欠かせないインパクトの話をしました。

ピコ太郎がヒットしたのはリンゴとペンをUh!させて生まれたインパクトが人々の心をつかんだからだというのが今日のハイライトです。笑

ちなみに、インパクトはコンセプトだけでなく、サービス名などにも持たせることができます。

例えば、昨年『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』という映画が放映され話題を呼びましたが、ああいうのはタイトルだけでインパクトありますよね。

数年前まで作品のタイトルと言えば短いものが当たり前だったところを、2ちゃんねるのスレッド風のタイトルを採用したライトノベルや漫画が登場し始め、それをドラマや映画が真似するようになった、という感じでしょうか。

他にも監獄居酒屋とか給食居酒屋のようなメニューや内観にこだわったテーマ居酒屋も流行っていますが、ああいうインパクトの付け方もあります。

とりあえずビジネスを作る時はインパクトが重要で、それはコンセプトだけでなくあらゆる部分においても同じなんだ、ということは覚えておいてください。

ということで、今日もありがとうございました!

なぜ情報発信が大切なのかを改めて解説

こんにちは、WEBクリエイターの石井晃太郎です。

あなたはなぜ「情報発信」が大切なのか、考えたことはありますか?

何となくわかるという人もいれば、やれと言われたからやっているという人もいるかもしれませんね。

最近は社員全員にブログを書かせるIT企業も多くなってきた様で、もはやビジネスにおける「情報発信」は当たり前のものとなっています。

ですが、「ブログを書けって言われたから何となく書いている人」と「ブログの目的や効果を自覚して書いている人」の間には大きな差があります。

前者の人はおそらく、申し上げにくいのですが、何の意味もない「ゴミ」のような記事を量産することになり、大した結果も出ずに終わるでしょう。

しかし後者の人は、サラリーマンなら独立してやっていけるようになり、すでに独立しているなら売り上げが増えていくに違いがありません。

それほど「情報発信」というものにはビジネスを、いや人生を左右する力があるんです。

今日はそんな「情報発信」がなぜ大切なのかを改めて解説した上で、これから情報発信を始めようとしている情報発信ビギナーの方に向けて、最初の一歩をどう踏み出せばいいのかをお話します。

みうらじゅんの職業は…?

以前Facebookのタイムラインに「みうらじゅん」さんのインタビュー記事が流れてきて読んだことがあります。

正直「みうらじゅん」という名前は知っているけど、具体的に何をした人か知らない人も多いでしょう。(僕も全然知りませんでしたw)

簡単に言えば「マイブーム」「ゆるキャラ」「DT(童貞)」などの今や当たり前となった言葉を作ったような人です。

職業は本人曰く「一人電通」。

お堅い人が聞いたら「何だそれは!」とお怒りになりそうな感じですね。笑

ですが、メジャーな職業で言い表せないほど色々なことをされているようなので、それも仕方がないと思います。(むしろよく「一人電通」という言葉にまとめたなと感心しちゃいました笑)

さて、そんなみうらじゅんさんですが、インタビューの中で自身の職業についてこんなことを言っていたんです。

一応イラストレーター“など”とは書いてるんですけど、まぁイラストって言っても自分のエッセイの横とかに書いてるのは僕だけど、昔のホットドッグプレスの時とかあの頃はよくイラスト書いてたけど今はそんな描いてないんで、やってる仕事は“など”なんだけど。“など”という仕事にしようと思って、新聞社とか原稿頼まれた時に必ず肩書き聞かれるから、「などです」というと「それはないから、載せられない」って言われるんですよね。でも「イラストレーターなどにして下さい」という事の方がおかしいなと思って。FORZA STYLE『究極のマイブーム?みうらじゅんが語る 「ない仕事の作り方」』

この「職業は”など”」っていう感覚、僕はすごくわかります。

例えば、この記事の冒頭で「WEBクリエイターの石井晃太郎です」と書きましたが、WEBクリエイターという言葉はベストなものではないと僕は思っていて。

なぜなら、確かにWEB制作をメインの仕事にしているけど、ポスターや紙のデザインもするし、動画配信サービスやネットショップの運営もするし、コンサルティングや戦略立案みたいなこともしているからです。

どう考えてもWEBクリエイターの枠を超えた活動をしているけど、世間で肩書きを問われた時に一言で言い表せない。

だから、分かりやすいようにWEBクリエイターと名乗っているわけです。

ただ、みうらじゅんさんは「職業は”など”」という表現をしましたが、僕は「職業は”自分の名前”」という方が適切だと思っています。

これはご本人も言っていることですが、正直みうらじゅんさんがやっているのは普通の人がやろうともしない変なことばかり。

それなのに「みうらじゅん」がやっているというだけで、その変なことに注目が集まる。

これはもう「みうらじゅん」という名前そのものに価値が生じていて、自分が「みうらじゅん」でいることが仕事になっている状態です。

つまり、ネームバリューが高い。

このネームバリューという考え方は、ビジネスにおいて欠かせません。

単純にネームバリューが高まるほど影響力も高まり、ビジネスが円滑に進みやすくなるからです。

ネームバリューでビジネスをしている良い例が(トップレベルの)Youtuberですよね。

Youtuberは良くも悪くもバカげた動画を配信して広告収入を得ているわけですが、なぜそれが成り立つのかといえば、動画を再生してくれるファンがいるからです。

そして、Youtuberのファンにとって、そのYoutuberがどんなことをするかは、実はどうでも良かったりします。

なぜなら、彼らは動画の内容よりも「そのYoutuberが配信している」という部分に価値を感じているからです。

おそらくYoutuberがどんな動画を配信しても彼らのファンは喜ぶでしょう。

だって、ファンという存在は、自分の好きな対象の醸し出す雰囲気や世界観に触れていることが好きなのだから。

逆に言えば、Youtuberのファンにとって、自分の好きなYoutuberが配信している動画でなければ、例えまったく同じ主旨の動画であっても意味がないのです。

こんな感じでネームバリュー(自分の名前や存在の価値)を高めることは、ビジネスをする上で大切な視点となります。

何を売ろうが「あなたが売っているから買いたいんです」と言われる。

ビジネスにおいてこれほど良い状態はありませんよね。

(ただ、有名になれば稼げるという話ではありませんので注意してください。

頭の良い人ほど有名になることのリスクを知っていますし、先ほど例に挙げたYoutuberも、トップレベルの人を除けば大きく稼いでいる人なんてほとんどいないそうです。

ここでいうネームバリューは知名度というよりブランディングが出来ている度合いと解釈していただければと思います。)

で、そのネームバリューを高める(ファンを作る)手段の一つが情報発信というわけなんです。

ブロックチェーンと個人化の波

ネームバリューを高めてファンを作ったりするのが情報発信の目的の一つだというお話をしました。

もちろん、みうらじゅんさんやYoutuberのような働き方をしろと言いたいわけではありません。

例えば、情報発信でネームバリューを高めるというのは会社や団体においても一緒です。

会社のネームバリューが上がれば、それだけで箔がつきますし、その後のビジネスが円滑に進むのも明らかですから。

ただ、会社の一員として会社のネームバリューを高めるために情報発信をするのも良いとは思いますが、それとは別に、一個人としての情報発信もした方が良いと僕は考えています。

なぜかというと、時代はどんどん個人が活躍しやすい時代に移り変わってきているからです。

それを象徴するものの一つが、今流行りの「ブロックチェーン」。

ブロックチェーンがわからない人は知っておいた方が良いので後々検索して欲しいのですが、要するに「みんなで見張り合う台帳」です。

金銭のやり取りに不正があれば自分が損をするかもしれない。それなら、そのやり取りの記録をみんなで見張り合えば、お互いがお互いの抑止力となって絶対に不正がない取引が出来るようになる、というロジックですね。

今、このブロックチェーンという仕組みが世界のビジネスを変えていっています。

例えばiPhoneアプリなら、今まではアプリの制作者がAppleストアに作ったアプリを登録し、消費者がAppleストアを介してそれをダウンロードしていました。

この従来の仕組みの特徴は、製作者と消費者の間に立つAppleが中間マージンを得ていることです。

しかし、結論から言ってしまえば、ブロックチェーンの仕組みを使うことで制作者と消費者が直接やりとりするようになり、Appleストアが必要なくなります。

マージンも取られず取引もスムーズになり、まさに一石二鳥な状況が実現するわけです。

こんな感じでブロックチェーンはビジネスの場から集団を淘汰し、その代わりに個人間取引を拡大させていきます。

今ビジネスのあらゆる場面でこのブロックチェーンが注目されていますから、集団は少しずつ解体され、個人でビジネスをする人が増えていくはずです。

独立・起業する人もいれば、中にはサラリーマンとして働きながら会社や業種の垣根を超えた活動をされていく方もいるでしょう。

要は、個人として活動しやすい時代に変わってきているのです。

そうなれば当然、社会における個人の価値が注目されるようになります。

今までは「どこの会社に所属している」とか「どんな役職か」とかが評価されていましたが、少しずつ「どんな思想でどんな活動をしている人なのか」が重要視されるようになってくる。

それなのに一個人として情報発信をしていないのはどう考えても致命的です。

何も発言していないのは存在していないのと同義ですから、情報発信をして自分のことを公表していかない限り、自分の社会的な価値はどんどん下がっていくものと思った方がいい。

…まぁブロックチェーンは一つの例に過ぎないのですが、こうやって少しずつ個人が注目される時代になってきているのです。

その個人化の波に乗るためにも情報発信は欠かせません。

その波に乗って人生が飛躍していくか、それともその波に埋もれパッとしない人生を過ごすことになるか。

そんな人生を左右するレベルのことが情報発信一つで決まりかねないと言えます。

あと単純に、個人がやりやすい時代になってきたのなら、個人として活動を広げていった方が得ですし。笑

時代の変化に乗れるように、まずは自分のことを知ってもらい、周りと差別化していく。

それも情報発信の目的の一つです。

与えるから、もらえる。

自分の価値を高め、存在を知らしめる。

要はブランディングと集客(差別化)が情報発信の目的なんだという話をしてきましたが、まだあります。笑

世の中で「情報発信しろ」と言っている人の多くは、情報発信をこの2つのためのものだと思っているようですが、それでは足りません。

今からご紹介することを意識できているかどうかで、情報発信の質はガラッと変わってきます。

それが「価値の提供」です。

普通「商売」というとお金を払って商品を買うことを想像すると思いますが、実はその認識って半分正解で半分間違っているんですよね。

正確には、商売はお金と商品を交換する前から始まっているんです。

例えば、八百屋さんに野菜を買いに行ったとして、値札だけを見て野菜を買うのと、店員さんから「この野菜はどこどこに住んでいるどういう農家さんがこんな思いで作っている野菜なんだよ」と説明を受けてから野菜を買うのとでは満足度は変わってきますよね?

例えば、髪を切りに行くとして、一度も入ったことのない新しい美容院と前々からお世話になっている美容師さんのいる美容院なら、ほとんどの人が後者を選びますよね?

例えば、レストランかどこかに行ったとして、まるで自分が国のご要人になったかのような素晴らしい接客を受けたら、普通は頼まないような高めの料理も頼んでもいいかなって思ったり、接客してくれた人にチップをあげたくなったりしますよね?

これらに共通しているのは、本来のビジネスとは別に、まったく違う形で価値を提供しているということです。

人って何かを与えられたら何かを返したくなる生き物なので、自分が提供している商品やサービスを知っているけど買っていない見込み客に何らかの形で価値を提供できれば、彼らはより買ってくれやすくなります。

その心理を利用するのです。

…まぁ「利用」という言葉を使うと押し売りみたいになって嫌なんですが、そうやって自分の商品やサービスを売るよりも先に何らかの価値を提供し信頼を稼いでおくことで、お客さんに買ってもらいやすくなります。

(これを専門用語で「信頼残高を貯める」なんて言い方をするのですが、長くなってしまうので詳細はまた別の機会に。)

で、そのあらかじめ価値を提供するということが、情報発信によって可能になるのです。

しかも、その情報の中にお客さんが買いたくなるような”仕掛け”を施したりもできちゃう。

もちろん、ただ情報を発信すれば価値の提供になるかと言えば大間違いで、ちゃんと売るための書き方やテクニックも存在します。

ただ、売ろう売ろうと思って発信した情報よりも、少しでもその情報に触れた人のためになることを考えて発信した情報の方が、お客さんにも伝わりやすいという点は忘れないでください。

お客さんのためになるような価値ある情報を与えて信頼を稼ぐ。

それも情報発信の欠かせない目的です。

情報発信のファーストステップ

情報発信はブランディングや集客に役立つものであり、価値の提供という視点を忘れてはならないというのがここまでのまとめです。

今回は3つのポイントに分けて情報発信の大切さを説明させて頂きましたが、説明する人や状況によって大切さの内容や話の切り口も変わってくることはご了承ください。

で、ここからはその大切な情報発信をどう始めればいいのか、これから情報発信を始める情報発信ビギナーの方に向けてお話していきます。

「情報発信の始め方」と言っても別に難しいことではないのですが、いざ始めるとなると何書いたらいいのかわからないものなんですよねぇ…。

僕も最初は何を書いたらいいのかわかりませんでした。笑

でも、昔の僕のようにもやもやして欲しくないので一つ基準をお教えします。

それは「読んだ人の悩みが解決するかどうか」です。

情報発信というと自分が発信することばかりを考えてしまいますが、発信した情報は受信する人がいて初めて成り立ちます。

どれだけ頑張って書いても、その内容を求めている人が誰もいなければ自己満足に過ぎないというわけです。

だから、まずは発信する情報が周りの人の役に立つかどうかを考えましょう。

誰かがインターネットで検索したくなる情報どうか、とかを基準にしてもいいですね。

逆に言えば、よく芸能人がアメブロとかで書いている「今日はどこどこに行きました~楽しかった!(終)」みたいな日記はオススメしません。

あなたがすでに有名人なのならそれでもいいのかもしれませんが、普通に考えてどこの誰とも知らない人の日記なんて需要がありませんから。

あったとしてもビジネスにはつながりにくいです。

ただ、少しややこしい話なのですが、日記で終わらせないのなら、日常のエピソードを入れても大丈夫です。

例えば、この記事だって「Facebookでみうらじゅんさんのインタビュー記事を読みました」というどうでもいい話題から話を展開していますよね。

こんな感じで自分の体験を紹介した上で、そのエピソードから学んだことをテーマに書くのは、全然あり。

むしろ日常生活のあらゆることを情報発信のネタ探しだと思ってこなせば自然とネタが見つかるので、個人として情報発信するならお勧めのやり方です。

こんな感じで最初のうちは「読んだ人の悩みが解決するような自分の気づき」を配信していけばいいと思います。

あ、”気づき”って言っても些細なもので構いません。

歴史を変えてしまうような大きな気づきとかは発信する必要がなくて(発信できたらそれはそれですごいのですが笑)、大切なのは文章からあなたの雰囲気が伝わることです。

書かないと何も始まらないですしネットで配信したものは削除も出来るので気楽に情報発信していきましょう!

あ、今は個人で情報発信する場合についてお話ししましたが、会社や商品PRのための情報発信も基本は変わりません。

大切なのはお客さんの役に立つか、その情報を通して価値を提供できるかどうかです。

これは個人で情報発信するときにも当てはまりますが、「無料で有料を」というレベルの情報を発信することができたらベストですね。

まぁ、情報発信のやり方については、また別の機会に詳しく説明しようと思います。

とりあえず最初は日常の学びをアウトプットすることから始めていきましょう!

終わりに

情報発信について色々と解説してきましたが、いかがでしたか?

先ほども述べましたが、これからの時代は情報発信がマストなので、まだ情報発信を始めていない人はすぐに始めた方がいいですよ。

見える世界も出会う人々も、情報発信一つで大きく変わってくるはずです。

いきなりネット上で情報発信するのに抵抗がある人は、まずは学んだことを日記か何かにアウトプットする癖をつけましょう。

情報発信を始めるとわかりますが、頭の中はアウトプットすることで整理されていきます。

食事に例えれば、インプットすることは口の中に食べ物を入れることで、アウトプットすることは噛んで飲みこんで消化することと同じです。

情報発信は他の人のためのものに思えますが、自分のためのものでもあるんですねー。

それでは今日もありがとうございました!

コンテンツ力=●●を奪う能力

こんにちは!石井です。

今日はビジネス戦略を練る上で必要不可欠な”コンテンツ力(りょく)”についてお話します。

コンテンツ力とはざっくり言えば「そのコンテンツが持っている魅力」のことで、例えば人々の興味や関心を集めているものに対して「あれはコンテンツ力が高いよね」なんて言ったりします。

極論を言ってしまえば提供するもののコンテンツ力がめちゃ高ければ、それだけでそのビジネスは成功します。

それほどこの”コンテンツ力”という概念はビジネスを語る上で欠かせないものなんです。

ですが「コンテンツ力は超大切です!」なんて言われても、目に見える数値で測れるものでもないし、もし自分のビジネスで提供しているもののコンテンツ力が低かったらどうすればいいのかもわかりませんよね。

そこで今日は、特定のもののコンテンツ力が高いか低いかを判断する基準とコンテンツ力を高める基本的な考え方について、事例を交えてお話しようと思います。

今回の話を理解できれば、新しく始めるビジネスも今やっているビジネスも、どういう方向性で進めたら成果が出やすいかがわかるでしょう。

それでは、行きましょうか!

クラシック音楽にコンテンツ力はあるか?

突然ですが、あなたはクラシック音楽が好きですか?

僕は学生時代にフルートをやっていましたが、正直そこまで好きではありません笑

多分、この記事を読んでいる方の中でも、クラシック音楽が好きだと胸を張って言える人はほとんどいないと思います。

なぜなら、クラシック音楽にコンテンツ力がないから。

今の時代「暇だからクラシックの演奏会に行こう」という思考回路が働く人は音楽関係者を除いてほとんどいない。

こういう集客力のないコンテンツのことを「コンテンツ力が低い」というのです…

…なーんて話を、実は昨日、友人カップルにしていました。笑

彼女の方が「クラシック音楽業界でビジネスがしたい」とのことだったので、スパイシーな南インド料理を食べながら相談に乗っていたんです。

で、「クラシック音楽はコンテンツ力がない」とボロクソに言う僕に対して、彼女はこう反論してきました。

「でも、昔はクラシック音楽がもっと大衆に受け入れられていたよね?だからクラシック音楽にはコンテンツ力があるはずじゃない?」

確かに、その通りです。

昔はヨーロッパを中心にクラシック音楽は大衆の娯楽としてもてはやされていました。

家では家族や友人と楽器を演奏し、街角では至るところで楽器が演奏され、夜は社交の場としてオペラを観に行く。

まさにクラシック音楽はヨーロピアンの生活の一部でした。

そんな長い歴史のあるクラシック音楽なら、コンテンツ力は無いわけないだろ、ということですね。

その話を聞いて、僕はこう答えました。

「うん。正確には、コンテンツ力はあるよ。でもね、コンテンツ力は相対的に決まるのよ。いくら長い歴史があっても世の中に存在する他のコンテンツが魅力的になればなるほど、コンテンツ力は相対的に下がって行っちゃうんだよね」

コンテンツ力は相対的に決まる

僕がこの時伝えたかったのは「コンテンツ力は絶対的に決まるものではない」ということです。

以前も似たようなことをお話したことがありましたね。

基本的に世の中に存在するあらゆるものの価値は周りのものと比較して相対的に決まります。

そして、それはコンテンツ力においても同じことなんです。

確かに何百年というクラシック音楽の長い歴史を考えれば、それだけの期間残っている=人々の支持を集めてきたですから、コンテンツ力はあるように見えますし、実際今でもあるでしょう。

しかし、今の時代はライバル(比較対象)が多すぎる。

例えば電車の中を見てください。

みんな揃ってスマホとにらめっこしていますよね?

よく言われることですが、一昔前まではみんな新聞か本を読んでいたのに、今となってはこの有様です。

なぜこんなことになったかというと、スマホから見れるコンテンツは簡単で刺激的だから。

スマホさえ持っていればネットを通して音楽や動画、ゲームなどあらゆるコンテンツに簡単に触れることができますし、そのコンテンツには音や光といった刺激物がたくさん含まれています。

それに対して本や新聞はわざわざお金を出して買って持ち歩く必要があり、読んでも文章情報しか得られない。

本や新聞に価値がないというわけではなくて、それらの方が手間がかかる上、得られる刺激も少ないわけです。

生き物が刺激によって快楽を感じる以上、刺激の少ないコンテンツ(本や新聞)がスマホの普及によって淘汰されてしまうのは当たり前というか、自然の摂理でしょう。

そしてそれはクラシック音楽も一緒です。

高いチケット代と交通費をかけて遠い会場までわざわざ出向くぐらいなら家でスマホしてるわって話。だってその方が簡単に刺激が得られますから。

…こんな感じで、たくさんのコンテンツに誰でも簡単に触れられるようになった「コンテンツ戦国時代」では、全てのコンテンツが他のあらゆるコンテンツと比較され、コンテンツ力の低いものは淘汰されていきます。

しかもスマホから触れられる刺激物満載のコンテンツと比べられてしまう。

こんな状況じゃあ、クラシック音楽にコンテンツ力があるとは到底思えない、というか実際に無い(少ない)わけです。

いくらコンテンツ力がありそうなものでも、他に魅力的なコンテンツが増えるほど、コンテンツ力は下がってしまうのです。

コンテンツ戦国時代=時間の奪い合い

さて、今の電車の例では、コンテンツ力を「刺激」という指標で測ってきました。

人が刺激を求める生き物である以上、たくさんの刺激が得られる=興味・関心が集まりやすい=コンテンツ力が高いというロジックです。

ただ、「刺激」をコンテンツ力の指標にしてしまうと客観的に判断することができませんし、刺激的な物が全てではないと考える人も少なからずいます。(僕もそうです)

そこで今回はコンテンツ力を測るための別の指標をご紹介しようと思います。

それが「時間」です。

つまり、その人が一日のうちでどれくらいそのコンテンツに触れているorそのコンテンツのことを考えているかでその人がどのコンテンツにどれくらい興味を抱いているかがわかるのです。

例えば、先ほど僕がフルートをやっていたことをお話ししましたが、当時はご飯を食べることを忘れるほど練習にのめり込んでいました。

それはつまり、僕がフルート(と音楽)に対して高いコンテンツ力を感じているということです。

他にも「買ったばかりのゲームを一日中やっている」みたいなのも同じです。

人には「自分が興味・関心を抱いているものに対して時間を惜しげもなく使う」という性質があり、それを利用してコンテンツ力を測れるというわけです。

ですが、一人の人物が何に対して高いコンテンツ力を感じているかを考え始めると切りがありません。

なぜなら、コンテンツ力は相対的に決まるものものですから、同じコンテンツでも人によって感じるコンテンツ力は変わってくるからです。(当たり前ですよね)

ですから、「時間」を使ってコンテンツ力を測る場合は「そのコンテンツがどれだけ時間を奪う要素を備えているか」を考えると良いでしょう。

例えば、最近流行のスマホゲーム。

やってみればわかりますが、どのゲームにも「ログインボーナス」というものがあります。

1日1回ゲームを起動することでゲーム内で使える報酬がもらえる仕組みのことです。

それなんかはまさに「時間を奪う要素」の典型でしょう。

分かりやすい報酬を設定することで少しでも多くそのゲームに触れている時間を増やすことが出来ますよね。(報酬は刺激になりますし)

そういう「時間を割いてもらう能力」がそのコンテンツにどれくらい含まれているかを比較すれば、大体のコンテンツ力を測ることが出来ます。

コンテンツ力を本質的に高めるには?

コンテンツ戦国時代では「時間」にフォーカスすることでコンテンツ力を測ることが出来るというお話をしてきました。

この「時間」という指標は「どれだけ話題に上がるか」という表現に言い換えることもできます。

例えば、普段は一切テレビに出ないけど日本人が結果を残した瞬間テレビで一斉に取り上げられるスポーツとかありますよね。

あれはつまり「日本人が結果を残した」ということがそのスポーツのコンテンツ力を引き上げたことになります。

せっかくなのでもう一つスポーツの例を取り上げましょう。

僕が小学生の時『テニスの王子様』という漫画・アニメが流行っていました。

当時はその影響を受けてテニスを習い始めた子供たちも多かったそうです。(僕もその一人ですw)

これは『テニスの王子様』という漫画がテニスのコンテンツ力を引き上げたことになります。(テニスに憧れる人が増えてテニスへの興味・関心が社会的に増えたため)

これらに共通するのは、何らかの外部的な要因によってコンテンツ力が高められていることです。

コンテンツ力のないもののコンテンツ力を高めるのなら、この方法しかありません。

先ほど「時間を割いてもらう能力」という話をしましたが、それはあくまでもコンテンツ力の高いものに見られる傾向の話で、そういった要素を意図的に付け加えればコンテンツ力が上がるわけではないのです。(多少は上がるかもしれませんが)

だからコンテンツ力を高めたいのなら、他のコンテンツと合体・融合・かけ算することが一番手っ取り早い。

例えば、数百円でどこでも買えそうな安いTシャツがあったとします。

これだけではコンテンツ力はほぼありませんよね。

ですが、もしそのTシャツが大物ミュージシャンのライブ会場で売られていたら?

普通なら数百円のTシャツが数千円で売られるようになります。

それどころか、そのミュージシャンのサインでも入っていたら数万円になる可能性すらあるわけです。

…これはコンテンツ力というより「ものの価値」が上がった例ですね。

しかし、コンテンツ力の場合でも考え方は同じです。

例えば、最近流行のキックボクシング。

スポーツ競技という文脈で言えば、コンテンツ力はかなり低いです。

しかし、ダイエットという文脈でキックボクシングを見れば、コンテンツ力はかなり上がります。

有名モデルや芸能人がブログやインスタで取り上げれば取り上げるほど、コンテンツ力はうなぎ上りです。

こんな感じで、もしあるもののコンテンツ力を上げたいのなら、別の要素を取り入れるなり別の文脈に置いてみるなりすればいいのです。

もちろん、他の要素と混ぜれば必ずコンテンツ力が上がるわけではありません。

「ラーメン」だけなら美味しそうに感じるけど「ラーメン・コーヒー」と書かれると途端にマズく感じるのと同じです。

もしあなたが何らかのビジネスをしていて自分の提供するもののコンテンツ力が低いと感じるのであれば、そのコンテンツを適切な文脈に置き直してみたり何らかの要素を付け加えてみたりすると良いかもしれません。

あっと驚くものが出来たら僕にも教えてくださいw

クラシック音楽はどうすれば救われる?

最後に、僕が「コンテンツ力はない」と繰り返し言っていたクラシック音楽に別の要素を付け加えることでコンテンツ力を飛躍的に高めることに成功した事例をご紹介しましょう。

それがクラシック音楽好きにはお馴染みの『ラフォルジュルネ』というイベントです。

毎年ゴールデンウィークに有楽町で開催されていて、会場の東京国際フォーラムの中で世界的に有名なプレイヤーの演奏が行われるだけでなく、周りにあるビルの入り口や東京駅の構内など様々な場所でも演奏が行われる一大音楽イベントです。

このイベントはクラシック音楽に「祭り」という要素を付け加えた事例だと僕は捉えています。

実際に行ってみるとわかりますが、会場にいるだけでお祭り気分が味わえて楽しいです。

「クラシック音楽」というとフォーマルな服装で演奏を聴く(悪く言えば)堅苦しいイメージがありますが、ラフォルジュルネは見事にそのイメージの逆をいっています。

「音楽って楽しむものでしょ!」というのがすぐに伝わってくる。

人ってお祭りが好きですからね。笑

食フェスとかビヤガーデンとか音楽の野外フェスとか。もしかしたら「お祭り」要素を取り組めば何だってコンテンツ力はあげられるのかもしれません。

僕も音楽は読んで字のごとく「音を楽しむもの」だと思っているので、クラシック音楽がコンテンツ力を取り戻すためには、普通の演奏会にそういったお祭り的要素を含めてエンターテインメント性を高めていく必要があるなと思っています。

お祭り的な演奏会で広くお客さんを集客して、そこから興味を持った人を従来のフォーマルな演奏会に流すことが出来れば理想ですよね。

そのお祭り→フォーマルの受け渡しをどうするかが難しいですが。

…とまぁこんな感じで、コンテンツ力は分析したり高めたりすることができます。(雑なまとめ)

あなたのビジネスに少しでも役立てば幸いです。

それでは、ありがとうございました!

ドラクエライバルズも実践したセールスの鉄則

こんにちは、石井です。

今回は話題のスマホゲーム『ドラゴンクエストライバルズ』を題材に、ビジネスでセールスする際に守らねばならない鉄則をお伝えできればと思います。

  • 商品を売る(セールス)
  • サービスやキャンペーンに申し込んでもらう
  • SNSでシェア・拡散してもらう
  • メルマガに登録してもらう

こういった「人に何らかのアクションを求める行為」を僕は「オファー」と呼んでいますが、今からお話する”鉄則”はセールスも含めたあらゆるオファーの基本中の基本。

僕はマーケティングに基づいたWEB制作を主な仕事にしていますが、その時も毎回これを意識しています。

知ってしまえば当たり前の話なのですが、実践するだけでオファーの成功率がグーンと上がる話なのでぜひお聞きください。

それでは、行きましょうか!

ドラゴンクエスト・ライバルズ

今日のお話の題材は2017年11月2日に正式リリースされた話題のスマホゲーム『ドラゴンクエスト・ライバルズ』。

普通のドラクエと違ってRPGではなく、モンスターのカードを集めて戦うカードゲーム形式のゲームです。

実は僕、小学生の時にドラクエにめちゃくちゃハマった過去があり、しかも学生時代はカードゲームに明け暮れる毎日を過ごしていました。

だから、普段はスマホゲームに興味を示さない僕も、このゲームだけは試さない理由がありませんでした。

で、リリース初日から早速ダウンロードした訳ですが、そこで面白いことに気づきます。

それが「ダウンロードが2回ある」ということ。

実際にアプリをダウンロードしてやってもらえばわかるのですが、ダウンロードした直後のチュートリアルをクリアするとゲームの追加データのダウンロードが始まるんです。

「待たせるぐらいならアプリのダウンロード時に一度にダウンロードしとけやー!」

たぶん同じようなことを思った人もいると思います。笑

ですが少し考えてみたら、この「追加ダウンロード」はスクエニの戦略だったということに気づいたんです。

ハースストーンとの決定的な違い

スクエニの戦略を解き明かす前に『ドラクエライバルズ』の元となったゲームについて話しておこうと思います。

それが『ハースストーン』というカードゲームです。

『WoW(ワールド・オブ・ウォークラフト)』という世界で一番人気のあるオンラインゲームのキャラクターが登場するカードゲームで、CMでよく見るシャドウバースやドラクエライバルズがパクったゲームです。

個人的にハースストーンは、この手のカードゲームの中では一番カードバランスが良く、カードゲームの長所であり短所でもある運要素をなるべく減らして高い競技性を実現した素晴らしいゲームだと思っています。(だからパクられるんですかねw)

その証拠に最近日本でも有名になってきたeスポーツ業界で大きなシェアを持っているので知らない人は要注目です。

さて、そんなハースストーンですが、一つ欠点があります。

それが「wifiにつながないとスマホでダウンロードできない」という点。

ハースストーンはスマホでもPCでも遊べますし、カードゲームはその性質上データ容量が大きくなりがちですから仕方がないといえば仕方がないのかもしれません。

ですが例えば、興味を持った人が外出中にダウンロードしようとしてもwifiがないからダウンロードできませんでした、というのはビジネスとしては非常に致命的です。

今の時代は魅力的で刺激的なコンテンツが多いので、一度ダウンロードする機会を逃すともうユーザーは戻ってきません。

「テレビで見ていた番組がCMに入ったからチャンネルを変えたら、変えた先のチャンネルが面白くてそっちを見てしまい、気づいたら元の番組が終わってた」とかまさにこのパターン。

つまり、お客さんやオファーをかけた相手をその気にさせたら、その気が冷める前に一気にオファーの成約まで持っていかなければならないわけです。

スマホアプリで言えば「オファーの成約」はアプリのダウンロードになるわけですが、ハースストーンはその容量の大きさのために機会損失を招いていると僕は分析しています。

これは非常にもったいない!

ビジネスをするなら「一度興味を持ってくれたから大丈夫だろう」では甘すぎで、一度やってきたチャンスは絶対に逃さないという意識でいなければいけません。(人生もね)

申し込みの手順を簡略化し機会損失を防ぐ

…さて、話はドラクエライバルズに戻します。

もうお分かりかと思いますが、ドラクエライバルズが実践したセールスの鉄則、それはダウンロードを2回に分けたことでwifiに接続しないとダウンロードできない状況を回避し、機会損失を防いだことにあります。

スクエニが意図してこれをやったのかは定かではないのですが、じゃないとダウンロードを2回に分けた意味が分かりません。

ハースストーンと同じようにwifiにつながないとダウンロードできない仕様にしてしまったら確実にダウンロード数は下がります。

事実、ハースストーンはパクられたシャドウバースやドラクエライバルズより日本国内でのプレイヤー人口が少ないですから。

「オファーから成約までのルートはなるべく簡略化し、余計な手間をかけさせない」

スクエニはこのセールスの鉄則を実践していたんだと、僕は追加データのダウンロード時に察しました。

もしこれが正解だったなら、頭いいなと思います。さすがスクエニ。

ちなみにオファーから成約までのルートを簡略化するのはアプリに限った話ではなく、WEBサイトから注文したり申し込んだりする場合も同じです。

例えば、通販やWEBサービスで注文完了までに記入することが多かったり、クリックやページ遷移をたくさんする必要があったりすればするほど成約率(オファーの成功率)は落ちます。

おそらくAmazonとかでカートには入れたけど注文の直前に商品を消したことがある人も多いと思いますが、それと同じです。

だから僕も、WEB申し込みページをデザインする時はなるべくシンプルでわかりやすく手間をかけない作りを心がけています。

実際、僕が運営しているWEBサービスでも会員登録の手順をわかりやすくしただけで会員数が改善されたことがあります。

「人に何らかのオファーをする時は、徹底的に無駄を省き、なるべくシンプルにする。」

セールスの時はもちろん、あらゆるオファーをする時にこれを意識しましょう。

1つの動作が増えるごとにお客さんの買う気は下がっていくものだと思ってください。

今回のケースでは、ドラクエライバルズが「wifiがある環境に行ってwifiに接続する」というおそらく人が一番スマホを使うであろう通勤時にクリアしにくい状況をダウンロードを2回に分けることで回避しました。

今度はこれを読んでいるあなたが、オファーから成約までを簡略化し、成約率を上げる番です。

それでは、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

新垣結衣が教えてくれた物の価値の決まり方

こんにちは、石井です。

今日は10月21日に公開される新垣結衣と瑛太が主演の映画『ミックス』の試写会に行ってきました。

はい、確かに行ってきたんです。

…座席の前まで。笑

今日はどうしてそんなことになったのか、僕に起こった悲劇とガッキーが教えてくれたビジネスの基本についてお話します。

全ては一枚のハガキから始まった

僕の悲劇は、仕事仲間から一枚のハガキを受け取ったことから始まります。

頂いたそのハガキを見てみると「報知新聞特別試写会」の文字。

実は一緒に仕事をしている人がスポーツ報知に広告を載せていまして、僕はそのつながりで報知新聞が主催している映画の試写会におじゃますることがあるんです。今回のハガキもその映画の試写会の招待状なのでした。

「もらったからには行くか~」

ここ半年ぐらい映画にハマっている僕にとってこれは嬉しいプレゼント。しいて言えば、テレビドラマにありがちな内容そうで、そういうのをほとんど見ない僕には気が引ける部分もあったのですが、ガッキーは目の保養になるので行かない手はありませんでした。

勢いって大事だと思います

そして迎えた試写会当日(今日)の17時30分。

「あんまり遅くいっても良い座席に座れないかもしれないし早めに向かおうかな」

遅刻が得意な僕もこういう時は早めに出かけようとします笑。が、しかし!

「あっ…(仕事のアイデアがひらめく音)」

アイデアってこういう時に限ってひらめくんですよねぇ(しみじみ)。僕はひらめいた時の勢いを大切にして仕事をしているので、結局昼からやっていた仕事を続け、当初の予定より20分遅れで会場に向かうことになりました。

この選択が悲劇を招くことも知らずに。

壁の向こうのガッキー

いざ会場につくと、入り口の前の階段に長い列が。

どうやら会場が混雑しているらしく入場規制をかけているようでした。

で、立って待つこと40分。

試写会会場の扉の前まで来たのですが、一向に進む気配がない…。スタッフの方々の説明もないし、扉の向こうでは何だか拍手と歓声が上がっているしで、僕の並んでいる列に不穏な空気が漂い始めます。

「説明1つ無いとはどういうことだスポーツ報知。塩対応してると発行部数落ちるぞスポーツ報知。」

そんなことを考えながらモヤモヤしていると、しびれを切らした列の人がスタッフに状況を尋ねました。

すると、どうやら中ではすでに試写会が始まっていて、スペシャルゲストで新垣結衣と卓球の石川佳純&吉村真晴ペアが来ているらしい。

「え何、この壁の向こうにガッキーがいるの?石川佳純も?楽しそうに卓球してる?てか、早く中に入れてくれません?」

しかし願いも虚しく、あと20分ぐらい待って映画が始まってからでないと中には入れないとのこと。ですが、映画が始まる頃にはガッキーたちはすでに退場しているはずです。同じ列の人たちもかなりザワザワしていました。

そんな『崖の上のポニョ』ならぬ『壁の向こうのガッキー』状態を宣告された僕は、あることを決意します。

「そうだ、お家に帰ろう」

物の価値は相対的に決まる

そうして家に帰ってきた僕は、今こうしてブログを書いています。笑

なぜ僕は40分も待ったのに、あと少し待てば映画が見れるのに、普通の人なら待つのに、急に家に帰ることにしたのか?

それは「会場の中にいる人はガッキーに会えるけど壁の外側にいる僕らは会えない」ということに気づいた結果、試写会のメインであるはずの映画に価値を感じなくなったからです。

映画を見るだけなら、すでに会場の中にいる人たちも壁の外の僕らも、受け取れる価値はほとんど変わりません。正確には変わるのですが、映画を見るという行為自体に違いはないわけです。

しかし、ガッキーを一目でも見たい僕にとって、ガッキーを見てから映画を見る人たちとガッキーを見れずに映画を見る僕らの間には、受け取れる価値に大きな差があります。

つまり、ガッキーが会場にいるということを知った時点で、僕の中で映画を見ること自体の価値は限りなくゼロに近くなったのです。

そうなると、生ガッキーを見れるか否かが僕にとっての試写会の価値を左右するようになり、生ガッキーを99%見れないことが分かった時点で、もうその場にいる意味はなくなります。

だから、家に帰りました。生ガッキーの登場により価値を感じなくなった映画を見て2時間を消費するぐらいなら、家に帰って作業をした方がはるかに生産的で価値を感じますから。

あ、もちろん試写会で上映された映画『ミックス』を否定しているわけではありません。否定してるって思った人は、この話の本質がつかめてない。

要するに、この世のあらゆる物の価値を決めるのはその物を受け取る人であり、その人が受け取ったものにどれだけの価値を見出すかはその人や物の置かれた状況によって相対的に決まるのです。

今回のケースでは、僕が『ミックス』という映画そのものに完全に価値を感じなくなったわけではなく、ガッキーが試写会に来た今日一日においては価値を感じなくなっただけで、別の日になるとかしてまた別の文脈の中で『ミックス』を受け取った時には価値を感じるかもしれない、ということです。

これが今の時代のビジネスの基本というか”全て”と言えます。

よく「道端に落ちてる石ころすら売れる」とか言うコピーライターの人とかいますけど、そういう人もやっていることは同じ。

今を生きる人は、物そのものではなく、その物の置かれた文脈やストーリーといった背景に価値を感じるのです。

ビジネスをするなら、これだけは絶対に覚えておいた方がいいですよ。ホント。マジで。

だって、聞いた人の共感を生むような物語さえ書ければなんだって売れるということですからね。それだけで食べていけます。物に絶対的な価値がある時代は終わったのです。

こんな素敵なことを教えてくれてありがとうガッキー。ありがとうスポーツ報知。次からは待たされている人に説明ぐらいしてあげてねスポーツ報知。

おわりに

今日は「物の価値は相対的に決まる」ということを伝えたかったのですが、実は、僕の中ではもう一つ伝えたいことがありました。

それが「ネガティブな経験をポジティブに再定義する」ということ。

普通の人が今回のような体験をしたら「スポー〇報知はクソ」とか言いそうですが、僕は逆に「ありがとう」と言いました。だって、確かにモヤモヤはしましたが、おかげでガッキーから大切なことを学べましたし、ブログのネタも増えたわけですから。笑

こういったネガティブな体験の再定義ができるようになるだけで、人生すっごく生きやすくなります。皆さんもぜひ真似してみてください。そこらへんの話は長くなるので、また別の機会にでも。

それでは、ありがとうございました!

僕があえて値段の高い通販サイトで買う理由

こんにちは、石井です。

僕は普通の人が聞いたら「バカなの?」と言うようなお金の使い方をよくします。

普通の人のように損得だけを考えてお金を使っても、お金を使うどころか逆にお金に振り回されて大切なものを見失う気がするからです。

今日はそんな僕のお金の使い方を例に「お金の正体」を探ってみようと思います。お金の価値観がぶっ壊れるような話に出来たら、いいな。

比較して一番安いところで買うのが常識

僕は普段「食」にめちゃくちゃ気を付けてまして、添加物や化学調味料、遺伝子組み換え作物はなるべく取らないようにしています。

しかし、ストイックになればなるほど、安心安全な食べ物って手に入らないんですよね。例えば調味料一つとっても、安心して買えるものって大型スーパーなどにはほぼ置いてません。だから、調味料はいつも通販で買っているんです。

この前もお気に入りの醤油が切れたので「どこか安いとこないかな~」と様々な通販サイトを巡っていました。

調べた結果、Amazonが安いという当然の結果に落ち着いたんですが笑、カートボタンを押そうとした時に「ちょっと待てよ」と立ち止まる僕。

実は、僕がよく利用させていただく通販サイトにも、Amazonより割高ですが、同じ醤油が売っていたんです。

それに気づいた時、僕は即決しました。

「高いけど、よく利用しているサイトで買おう」って。

お金は投票権

普通の人なら、ここで値段の安いAmazonを選ぶと思います。

それなのに高いけどよく利用しているサイトで買うことにしたのは、僕がお金を「投票権」だと考えているからです。

野菜を例に挙げて考えてみましょう。

大量生産された安いけど農薬たっぷりの野菜を売っているスーパーと、手間暇かけて作られた高いけどおいしい野菜を売っている八百屋さんがあったとします。

僕ならこの時、値段が高い八百屋さんで野菜を買います。

なぜなら、農薬たっぷりの野菜よりも安心安全でおいしい野菜を食べたいと僕は思いますし、そういう良い野菜を食べる人が増えることがその人自身のためにも世の中のためにもなると考えているからです。

お金を頂くということは活動をより広げられるようになるということですが、スーパーと八百屋さんの活動を比べた時に、良い野菜を売っている八百屋さんの活動の方に広まって欲しいと僕なら思う。だから、あえて値段が高い八百屋さんにお金を落とすんです。

これは今回のケースでも同じことと言えます。「Amazonの販売者よりも普段使っている通販サイトの運営者に頑張ってほしい。」そう思ったから、選挙に投票する気持ちで、あえて高い方の通販サイトで醤油を買うことにしました。

「良いものは高い」と言われる理由

こういう発想が出来るようになると、値段が高いものも気にせず、損得勘定に縛られないお金の使い方が出来るようになります。

そして、世の中の”おかしいところ”が少しづつ見えてくるのです。

例えば、以前とあるイベントで僕が携わっている有料の動画配信サイトの告知ブースを出した時の話。ブースに来て動画配信サイトが有料だと知ったお客さんにこんなことを言われたんですね。

「結局”金”かよ」って。

別に悪口を言うつもりはないのですが、それを聞いた時「あ、お金に縛られてる人ってこういう風に考えるんだ」と僕は思いました。「たくさんのお金が欲しいから有料にしているんだな」。それが彼の主張でした。

しかし、僕ら運営者としては、そんな気持ちは全くありませんでした。なぜなら、当時その動画配信サービスはバリバリの赤字で、お客さんのもとに届け続けるためには運転資金が必要だったです。こっちだってお金を取りたくて取っているわけではない。お金を頂かないとサービスを続けられないから有料にしているんです。

これが「良いものは高い」と言われる所以です。本当に良いものをお客さんに届けようとしたらどうしてもお金がかかり、値段を上げることになる。かといって値段を上げなければ自分たちが潰れてそもそも良いものを作ること自体が出来なくなってしまう。モノづくり特有のジレンマですね。

そう考えると、僕らの動画配信サイトの会員さんたちは、お金を払うことで「頑張ってサービスを続けてね」と僕らを応援してくれていることになります。

この視点、すごくいいなって思うんです。(自画自賛)

お金を自分の私利私欲を満たすための道具として考えれば、お金に縛り付けられて生活がギスギスしていく。でも、お金は誰かを応援するための投票権なんだと考えれば、応援した側も応援される側も気持ちがいい。

お金の捉え方一つで、世の中にマイナスの感情が広がるのかプラスの感情が広まるのかが決まるんです。

しかし実際は、損得勘定に縛られたお金の使い方をすることでマイナスの感情が広がって争いになり、高いけど良いものを作っている人の元にはお金が集まらず、逆にただ安いだけで身体にも環境にも良くないものばかりが出回っている…。

そんな世の中おかしいと思うんですよね。お金を自分の私利私欲を満たすための道具として使うから、こんなことになるのです。

もちろん自分のためにお金を使うことを全否定するつもりはありません。ですがどうせなら、お金を投票権として、周りの人のために使っていきたいと僕は思います。それだけで良い世の中に近づいていくと思うんです。

おわりに

今日は「お金の招待」について考えてみました。

最後の方ちょっとだけ壮大な話になりましたけど、あながちウソではありません。「どうせなら人のためにお金を使ってみませんか?」という僕からの提案です。

高いものを買うことに抵抗がある人も1回ぐらい冒険してみましょう。大丈夫です、お金って使えば使っただけ入ってきますから。お金は血液のように循環させていった方がいいですよ。(この辺の話はまたどこかで)

それでは、ありがとうございました!

池田学展で考えた「天才との戦い方」

こんにちは、石井です。

先ほど日本橋の髙島屋で開催されている池田学というアーティストさんの個展『The Pen -凝集の宇宙-』に行ってきました。

今日はそこで考えた「天才との戦い方」についてお話します。

今日の話を理解していれば、自分より技術や才能がある人を見て落ち込むことがなくなるはずです。

池田学展、どうだった??

まず、池田学展ですが、かなり良かったです!

サブタイトルの「凝縮の宇宙」にもある通り、池田さんはわずか1mmにも満たない丸ペンを使って独自の世界観がある広大なスケールの絵を描かれる方。

画像では伝わり切らないのですが、とにかく絵が細かい!間近で見ると圧倒されます。

展覧会場の池田さんからのコメントにも書いてありましたが、やっぱり本物を直接見て感じて欲しいですね。池田さんが費やしてきた膨大な時間とエネルギーが感じられると思います。(上の画像の絵は新作の『誕生』。制作期間3年だそうです)

正直「一生練習してもこんなの描けないわ~」とか思っちゃいました。笑

もしかしたら、同じ画家の方とか画家を目指している方の中にも「勝てない…」とショックを受けた人もいるかもしれませんね。自分より上手い人と実力を比べてネガティブになる人って多いですから。

でも、例え自分が画家だったとしても、僕は勝てなくていいと思います。

一流にならないと食っていけない?

僕はクリエイターであると同時にアーティストでもあろうと思って仕事をしています。

いや”アーティスト”なんて言うと大げさなのですが、学生時代は授業そっちのけでフルートを吹いてましたし、大学を卒業してからはデッサンを習っています。とりあえず、今も昔も芸術分野の1プレイヤーであるという自覚はあります。

だから「自分の実力を高めたい」という向上心はめちゃありますし、自分より上手い人の作品に触れて悔しい思いをする気持ちも痛いほどわかる。

では、どうして「勝てなくていい」のか?

人と比べるのはナンセンスだとかアートは勝ち負けじゃないとかいう話は置いておいて、現実問題「プロとして活動するなら一流の実力がないと食っていけない」という常識があります。

この常識は何も芸術の分野に限ったことではありません。エンジニアだろうがデザイナーだろうが、何らかのスキルや才能を武器に仕事をしている人の中では常識ともいえる考え方です。

でも、それはウソだと僕は思います。というより、そういう思考法をしているからダメになるんです。

上には上がいる。

もしあなたが何らかのスキルや才能を武器に仕事をしているのなら覚えておいて欲しいのですが、どんな分野にも必ず、上には上がいます。

今回ご紹介した池田学さんは一生かかっても真似できないと思うほど緻密な絵を描かれる方ですが、おそらく「自分が世界で一番細かな絵を描ける」とは思っていないはずです。

なぜなら、上には上がいるから。どれだけ努力しても天才には敵いませんし、天才の上にはさらなる天才がいます。実力のある人ほどそれをわかっていますし、彼らは多分そんなのどうでもいいとすら思っているでしょう。

つまり、1つの才能やスキルで勝負しようとしても1番にはなれず、その業界の一万人に一人のトッププレイヤーになることすら難しいわけです。

その道の天才と勝負しようとしても、まず勝てません。

上手くもないのに人気がある人

一方で、歌が特別上手くもないのに売れている歌手もいます。彼らに歌を歌わせても一万人に一人のトッププレイヤーにすら勝てっこない。なのになぜ、歌が超上手い一流の歌手よりも人気があったり稼げたりするのでしょうね?

答えは簡単。彼らは足し算ではなく、掛け算をしているからです。

足し算とは、1つの才能やスキルだけで勝負しようとすること。例えば歌唱力1000ポイントの人がいたとして、歌唱力を3000ポイントまで上げれば仕事が増えて有名になれる、という考え方がこれにあてはまります。

それに対して掛け算とは、複数のスキルや才能をかけ合わせて勝負すること。例え歌唱力が500だったとしてもダンス力が1000ポイントだったら、かけ合わせることで総合力500000ポイントで勝負できます。

足し算の世界で勝負をしても歌唱力1万の天才には勝てないけど、掛け算の世界で勝負したら負けないかもしれない。

これからの時代、個人で活動していきたいのなら、自分のスキルや才能を掛け算した総合力で戦うという視点が欠かせません。

一万人に一人の存在になりたいのなら、一つの分野で9999人を抜いて10000人中の1位になるよりも、100人中の1位になれる分野を2つ作って掛け合わせた方が速いですし。(100人中の1位なら99人抜くだけでいい)

人はその人の一か所ではなく全体を見て評価されるんです。

絶対領域を作り上げる

僕がWEBを使って個人の活動を広げる時は、1つのスキルや才能を足し算して勝負するのではなく、複数のスキルや才能を掛け算して「絶対領域」を作ることを意識しています。

「絶対領域」とは、絶対に他の人には負けない自分だけの土俵のことです。

例えば、デザインのスキルだけで勝負するなら、おそらく僕は食っていけません。天才的なデザイン力はありませんし、有名なデザイナーに師事したり大手デザイン会社に勤めたこともないので。

ですが、そこにマーケティングのスキルを加えたら?

クライアントの目的をクリエイティブで解決するのがデザイナーの仕事ですが、人間の購買心理とかWEBを使ったビジネスの仕組みづくりとかに詳しいデザイナーってほとんどいません。

さらに、そこにプログラミングのスキルも加えたら?コピーライティングのスキルも加えたら?

…多分、結構なところまで食い込めるんじゃないかと思います。

なぜなら、掛け算するスキルや才能を増やせば増やすほど、同じことができるライバルが減っていくからです。

つまり、これからの時代に個人で活動するのなら、人生で培ってきた複数の才能やスキルをかけ合わせ、なるべく自分に有利な環境を作り、その中で勝負をすればいい。

勝てなくていいんですよ、負けなければ。

確かに一つのスキルや才能では天才に及ばないかもしれませんが、あなたの人生はたった一つのスキルや才能では決まりません。天才とは総合力で戦えばいいのです。

おわりに

めちゃくちゃ楽しんだ池田学展ですが、当初は池田学さんの個展だとは知りませんでした。

「元・法廷画家の人が個展やってるらしいから行ってくれば?」と言われるがままに来てみたら、どこかで見たことある感じの絵。

実は、少し前に本屋で偶然手に取った画集がありまして、それが池田学さんのものだったんです!

当時はそんな有名な方だとは知らなくて驚きました。こんなこともあるんですねー。笑

…ということで「天才との戦い方」についてお話させて頂きました。

質問などありましたらコメント欄にどうぞ。

ありがとうございました!